2005年 発信のページ

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4月23日

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7月30日

   

   

   

 

9月29日

11月26日

11月26日

12月25日

   

 


 

2005年1月15日

少し前までは今日が成人の日でした。今年は10日に成人式が執り行われました。我が家の次女が一足はやい成人式を迎えました。一足早いと言うのは、誕生日は3月ですからまだ19歳なのです。しかし、着物を着せて鎌倉市の成人式に出席するとなると、親も子も気持ちは成人になってしまいます。二十歳で成人と言うのはどうかという議論もあるようですが、親としてはこの日を節目と感じるのです。子供がどういう気持ちでいるのかは良く分かりません。しかし娘がその日を楽しんでいたことで親はうれしくなります。

この社会的に是認された日を持って我が家4人は全員成人となりました。法律的にも3月になると私は保護者ではなくなります。各自自分のことは自分で責任を持ってもらうことになります。私は肩の荷が下りてほっとした気分です。まだ暫くは大学に通わせなければなりませんが、国民年金にも加入しますし、選挙権も与えられます。もう大人なんです。このように思うと子育ての時期が妙に懐かしく甦って来ます。「みんな無事に育ってくれただなあ」と振り返り、感慨ひとしおと言ったところです。お世話になった人達や地域に感謝の気持ちでいっぱいです。親も子も社会の中で育てていただいただと言うことを改めて認識した一週間でした。

さて、年末に私が所属する勉強会“QLT”関係者から一通のメールが届きました。QLTで随筆集をまとめると言うのです。論客揃いのQLTですから、立派なものにまとめられることでしょうが、私も一応その仲間です。何とかしなければなりません。締め切りは1月末、7,200字程度と一口に言っても未熟な私には荷が重いです。とは言え逃げてはいられません。もう1月の折り返し地点、あと2週間あまりを目いっぱい作文の時間に充てることになります。春から縁起が良いと思って誠意取り組むつもりです。

今年もよろしくお願いいたします。

 

2005年3月19日

彼岸が近づき、このところ急に暖かくなってきました。毎年のことですがもうすぐ春が来ると感じると心がわくわくします。

昨年の春から毎月一度平塚のWINE研究会(経営革新講座)に通いました。一昨日その最終回が行われました。バダラッコの「静かなリーダーシップ」という本を皆で読み合わせてきたのですが、この内容が目からうろこが落ちるような視点を教えてくれたので、ここで紹介しておきたいと思います。

 

『真のリーダーとは、忍耐強くて慎重で、段階を経て行動する人、犠牲を出さずに自分の組織、周りの人々、自分自身にとって正しいと思われることを、目立たずに実践している人のことをさします。細分化し単純化して英雄的に語られるヒーロー型のリーダーではありません。20世紀はヒーロー型リーダーを模範にしましたが、21世紀は静かなリーダーを皆が受け持つことになるでしょう。』

 

ひとことで「静かなリーダーシップ」を要約すると上記のようになると思います。従来のリーダーシップ論に大きな一石を投じた書でした。例えば利益極大化を成功ととらえ、この成功を導いたヒーロー型リーダーシップにスポットを当てた企業組織のリーダー観からの昇華です。

静かなリーダーは忍耐力とバランス感覚を要求されます。信念を持っているが、時と場合によっては妥協もします。自分だけが際立たないよう、全体満足の中での自分の位置を捜し求めます。ずっと昔から存在していたが光の当たる機会のなかった人物像ではないかと思いました。

まず、フラットな組織が推奨されているのは興味深く感じました。自分の役割を理解し、自分の責任の範囲は情報をフラットに集め、意思決定していくということにほかなりません。自分の理解を過大評価せず、全体満足を導き出そうとする姿勢は、東洋思想の「中庸の徳」にも通じる考え方で、「ひとりから、できることから」前進する静かなリーダーに共感を覚えました。

つぎに、C.I.バーナードを引用して、複雑な全体状況を直感的にとらえることも必要であると述べているのはとても興味深いことでした。バランス感覚あるいは中庸さと言うような表現は東洋思想と重なるところがあり、これまでの単純化し極端化を目指してきたアメリカ主義とはかなり様相が異なります。組織行動の中で、二者択一は一見分かりやすいのですが、単純なマニュアル的な組織風土を作り出す危険性が潜んでいることを肝に銘じなければならないと思いました。

さらに、昨今社会問題にもなっている倫理問題への取り組みなどにはきわめて有効ではないかと思いました。倫理問題は組織構成員の心の問題です。組織の中で自分を生かし、組織も活きるようなリーダーシップ、すなわち「静かなリーダーシップ」の考え方は大変参考になりました。

私は、「静かなーリーダーシップ」は価値観の共有プロセスを説いているようにも感じられました。二つとして同一ではあり得ない価値観を多くの人間がお互いにどのように受け入れればよいのかと言う問題に対して、ひとつの指標を与えてくれているように思います。時間惜しみ心置き去りにするような社会であってはならないことを説いているのではないかとも感じました。

 機会があればご一読されることをお勧めします。

 

2005年4月23日

 私の住むマンションの桜が、今年も見事に咲きました。2週間前の日曜日には見ごろとなり、近所の人達と花見の会を楽しみました。お天気もよく、満開の桜の下での宴会でした。お昼ごろからビールに酒、ワインを飲みながら時間を忘れて桜に見入りました。この地に住んで20年になりますが、今年の桜は例年に増して綺麗に感じました。

 さて、来る6月18日に「ガイアシンフォニー第5番」の自主上映会を開催することに決まったので、このページでもお知らせしたいと思います。これまでに1番から4番まで、かれこれ10年がかりで上映会を続けてきましたが、今回も仲間と一緒にお手伝いすることになりました。私はQLTという読書会に入れてもらっています。その団体とMICという団体が主催者です。映画の内容はホームページを見ていただいたほうが良いでしょう。今回の「ガイアシンフォニー第5番」は”命”がテーマです。

 チケットの申込みはホームページからでもできます。ぜひご覧下さい。
 

 

2005年5月28日

QLTが25年目を迎える機会に、この節目に小冊子を作ろうということになりました。昨年末に構想ができあがり準備に入っていましたが、ゴールデンウィークに概ねの骨格ができあがりました。

メンバーは7人です。各自6ページの随筆を書き、その随筆をメンバー以外の誰かに読んでもらい、感想を寄せてもらおうという企画です。さらにこの感想文に対する感想を書いて仕上げようとしています。全部で100ページ近い冊子になりそうです。私は「地平線のかなたに何が見えるのか」と題した、伝記といっては大げさに過ぎますが、1990年ごろからの15年間を整理したような拙文をまとめました。

思えばずいぶん長く学びを続けてきたものです。ひとの体にたとえればこのような学びはビタミンのようなものだと思います。力がついたとか、早く走れるようになったとかいうような形には表れませんが、健康を保つためになくてはならない栄養のようなものです。ずっと続けることができたのは仲間のおかげだと思っています。本当に有難いことです。

感想文は私が所属する合奏団の後輩に書いてもらいました。今度はこれを読んだ私がもう一度感想文を書きます。メンバーは各人各様に同じ作業に取り組んでいます。完成が楽しみです。

 

2005年6月27日

昨日51回目の誕生日を迎えました。誕生日はいくつになってもうれしいものです。しかし日曜日ということもあって午前中は体育指導委員の用、午後は野球、夜はスポーツ振興会の会議と、なんだかんだあっという間に1日が終わってしまいました。夕食は9時でしたが、子供たちはそれぞれ仕事とアルバイトでいないし、以前の誕生日とはずいぶん様子が変わりました。家族からプレゼントを貰ったのが何よりうれしいです。

昨日の野球では地元の中学校卒業生を中心とするチームと練習試合をしました。娘の同級生もメンバーです。若いチームでスピードがあります。試合には敗れましたが、楽しませてもらいました。先週の日曜日にはわがチームのメンバーの息子さんが所属する, やはり若いチームと練習試合をしました。この試合はベテランの功で勝利しました。ゲームをすると勝ちたくなるのは心情ですし、勝つ野球を目指すわがチームはサインプレーなどで点を取りに行きます。練習試合とはいえ真剣勝負です。

野球の内容はともかく、私はどちらのチームにも若い人達の礼儀正しさ、マナーのよさ、チームとしてのまとまりのよさを感じ、感激しました。会話をしても本当にきびきびとして、私自身もすがすがしい気持ちになります。実は「ガイアシンフォニー第5番」の上映会で、主催者だけでは人手が足りず大学生のグループに手伝ってもらったのですが、私はこの時に若い人達のチームワーク、礼儀、機転のすばらしさに感動したばかりでした。

私はこれからの次代を担う人達との協働作業をとおして、この若い人達のすばらしい芽を育てることが私たちの役目ではないかと実感して51歳の誕生日を迎えたのでした。その為には私たち親の世代がそのような自覚を再確認して、頑張らなければと思いました。形は変わっても希望を持てる、心に残る誕生日でした。

 

2005年7月30日

今年も暑い夏がやってきました。早くも7月が過ぎようとしています。今月も発信をしなければと思いつき、今日自分のホームページをインターネットから開いてアッと驚きました。HPのカウンターがなんと1003になっているではありませんか。

2001年の正月に思いついてホームページを立ち上げて以来4年と5ヶ月。私のホームページを覗いてくれた人が1000人を超えました。ざっと勘定して2日に1人が訪れてくれたのです。このことをどう受け止めれば良いのか考えました。

私のホームページは日記ならず月記のようなもので、専門的に何かを極めるよなものではありません。ですから、何と比べるとか誰と競争するというような要素はまったくありません。それでも「ひとりから、できることから、こころから」をモットーにして続けてきました。くたびれることもあったし、心ここにあらずのこともありました。しかし、続けていたからこそ延べ1000人もの方がホームページを見てくださったのだと思うとやっぱり嬉しいです。

私のことを見守ってくれている人がいるのだと感じ、有難く思っています。活かされながら活きることの意味を改めて思い起こしました。どうかこれからもご指導ご鞭撻をお願いします。

 

2005年9月29日

私が所属する弦楽合奏団は設立されてからすでに20年になります。大学を卒業して首都圏に就職したメンバーが毎月どこかに集まって練習を続けてきました。毎年恒例になった合奏団の合宿が今年も仙台でありました。

仙台は団員の心のふるさとであると同時に、そこには大勢の仲間がいます。40人ものメンバーが集まり、私達がずっとお世話になり尊敬する音楽家に指揮をお願いして音楽を楽しみました。今年は大学の講堂を会場に選んだこともあって、何時もに増して深い音作りができました。   

3日間、時間の許す限り夢中になって皆で演奏しました。モーツァルト、グリーグ、ハイドン、バッハ、コレルリ、ロッシーニ、ヴィヴァルディなど、弦楽合奏の粋をきわめた曲ばかりを丁寧に大胆に掘り下げて練習しました。よく知っている曲であっても、その場に集う人、空間が違うと音楽の内容が変わります。あらたな気付き、これまでに経験したことのない音楽の響きなどがあちこちに散らばりハーモナイズします。本当にすばらしい体験でした。   

朝、昼、夜と練習をしたあと恒例の大宴会も楽しみの一つです。真夜中まで音楽のことや合奏団のことなどを語りあい話題は尽きません。すばらしい仲間と過ごすことができ、合奏を続けてきて良かったとこれまで以上に感じることのできた3日間でした。   

 

2005年11月26日

このところ仕事が結構忙しくて心の整理をする時間がありませんでした。10月、11月もスポーツ、音楽、研究会などでいろんなことがありましたが、アップする時間と心の余裕が取れませんでした。良いことでもあり困ったことでもあると思います。

良いことといえば、充実した時間を過ごせていることでしょう。年齢のせいもあってか、物事に一喜一憂するようなことは減りましたが、自分の信じるところを確実に歩めているという手ごたえを感じることができるようになりました。余計な飾り物が減って地が出てきたともいえます。

困ったことといえば、行動や行為の時間が多くなって先にも書いたように心の整理をする時間が減ってしまうことです。しかし、仕事を持って社会に貢献するべき年齢ですから、両方を存分に満たそうとは分不相応の欲張った考えかもしれません。

私は結構寄り道の人生をして来たし、決して嫌いではありません。しかし、心に決めたことを迷わずに行動に移すのも大事です。「強くて柔らかい」、そんな人生を送りたいと思います。

 

2005年11月26日

11月12日はずっと記憶に残るあろう感動の一日でした。土曜日の夜、仙台市秋保温泉の”木の家”で「木の家コンサート」がありました。私は同じ日に平塚市で行われたシンポジウムの主催者の一人として手伝いもしなければならなかったのですが、どうしてもこのコンサートを聴きたくて家族で仙台に行きました。

昨年からはじまったこのコンサートは今回で16回目でした。私の尊敬する音楽家を中心にして音楽の仲間とともにある曲は一人で、ある曲は皆でコンサートを進めます。今回で一区切りという案内をいただいたので、大きな期待を持って開演時刻に間に合うように会場に着きました。100人ぐらいしか入れない小さな会場ですが、演奏会が始まる30分も前からすでに音楽の心で満たされています。演奏が始まるとすぐに音楽の世界に引き込まれます。それは現代では当たり前になってしまったコンサートホールで演奏家と聴衆が対峙するような場ではなく、そこに居合わせた全ての人がひとつに包まれるような時空間でした。

2時間の演奏会は短くもあり長くもありました。ずっとこの場所で聞いていたいという点で短く、しかし充分に満たされたという点で長い時間にも感じました。音楽を通して語りかけてくることを受け止め、そんな私の心に応えるかのように音楽が展開しました。聴衆は皆同じ思いで音楽を楽しめたと思います。これが音楽の本当の姿ではないかと感じました。

演奏会のあとも皆で余韻を楽しみ、翌日後ろ髪を惹かれる思いで仙台をあとにしました。晩秋迫る東北地方の美しい紅葉を眺めながら、家族とともに思い出に残る時間を過ごすことができました。

 

2005年12月25日