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2007年1月5日 我が家で正月を過ごす年は必ずといってよいほど箱根駅伝の応援に出かけます。車で10分ほどで国道1号線に出られるからです。今年は往路、復路ともにトップランナーから最後の走者が行過ぎるまで応援しました。若い人が懸命に走っている姿は何度見ても美しいものです。 毎年正月には今年一年自分に何を課そうかとあれこれと思いをめぐらします。仕事の先行きも考えねばならないし、バイオリンもうまくなりたいし、野球チームも引っ張らねば、本もたくさん読んで学ぼう、中国語も上手にしゃべれるように、など並べ立てると後から後から出てきます。 いろいろなことを考えるとき、そこには必ず自分だけではなく人がいることに気付きました。家族ばかりでなく、友人、同僚、師、先輩、後輩、大勢の人がいます。私と関係を持ってくれる多くの人達に心から接することを念頭におかねばならないとあらためて感じました。迷いなくひとつひとつのことに丁寧にかかわることが大事だと再認識した次第です。 今年は「壺中に天有り」の心構えを持ってがんばります。どうかよろしくお願いします。 |
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2007年2月24日 1月の終わりに、私が大変お世話になっている方が大怪我をされて入院されてから、ずっど落ち着かない日々が続きました。心が落ち着かないと感動も薄れ、何事も味気なく映ってしまいます。 これが本当なのか、それともまだまだ修行が足りないのか、自分でも判断しかねます。こういうときはそれこそ心のままに生きるしかありません。 そんな中で、先日私が参加している平塚の勉強会がありました。WINE研究会と名乗っています。毎月1回の集まりがもう4年も続いています。その研究会が昨年発行したエッセイ集に載せた拙文をここで紹介し、今月の発信に変えたいと思います。
−WINEとワイン−
WINE 私はWINEというネーミングがとても気に入っている。しかし 人によってはこの研究会はワインの飲み比べでもやっているのかと茶化したり、本当にワインの研究をしていると思う人もいるらしい。 Widely Intelligent Networking Empowerment と、ちょっと難しい名前のこの研究会が平塚で始まってすでに3年と半年が過ぎた。最初の年は“オルフェウス・プロセス”、2年目は“静かなリーダーシップ”を読んで、大勢の仲間とリーダーシップについてじっくりと学び直した。毎年少しずつメンバーが入れ替わったが、コアメンバーが定着してコラボレーションができるようになった。 WINE研で筋金の通ったリーダーシップ論をじっくりと学んでいるうちに自分がすっかり柔らかくなっていくのは、ワインが樽の中で熟成しておいしくなっていくのと似ている。年代モノからヌーボーまでそれぞれ楽しみ方があるワインと、これまでの経験や現在の立場を超えて大いに語り合うWINE研の仲間の姿が重なる。そこで、昨年の熟成度を少し振り返ってみたいと思う。 フューチャー オブ ワーク 昨年はフューチャー オブ ワーク(マローン著)という本を読んだ。命令と管理という伝統的な個と組織の関係から脱し、調整と育成を軸にした新しい個と組織のあり方を提唱した、心から傾倒できる内容であった。人がそれぞれもつ価値観を尊重しあって、この価値観を中心に据えるビジネススタイルを研究し、ヒューマニズムにあふれた内容であった。 著者は文字、印刷機の発明などの人類の進化とともに情報伝達コストが低下し、このことが社会の変化に寄与していると解く。そしてその変化の時に人々の価値観が重要な役割を果たすことを見出した。インターネットが著しく発達している今日こそわれわれ現代人の価値観、言い換えれば心の底から望んでいること、大切にしたいことを実現するべきではないかと提唱しているのである。 多様で複雑な社会、先が見えない世の中では立ち止まったり過去に戻りたくなる。しかしそれは決して現代の問題を解決する道ではない。謙虚で自由な心で一人ひとり自分のもっている価値観をより深く見つめ、実現に向けて動き出すことこそ未来への道なのである。マローンが最も提唱したかったことはこのようなことであると思う。 価値観が多様化し複雑化するということは、とりもなおさずリーダーシップが分散化、機能化する過程でもある。人間の数だけ価値観がある現代にあって、それと同じ数のリーダーシップがあってよいのであろう。フーチャーオブワークを輪読することから見えてきた世界が、平塚で3年間学んできたこと、実践してきたことと連続した糸で繋がる。自己変革が周りに影響を与えそのような個がたくさん集まる様子は、振動する分子どうしがお互いに結合しあって物質を形作っている様子と重なる。平塚で始まったWINE研究会はまさにそのような有機的な繋がりをもった勉強会に熟成していると思う。この勉強会に集まる人達が謙虚で堂々としていることは言葉にするまでもない。 ワイン ワインは年によって出来栄えがずいぶん違うのだそうだ。しっかりした味に仕上がる年、まろやかな香りに包まれる年などがあると聞く。畑の土や気候、雨や風、作り手の気分などあらゆる環境から影響を受けて毎年変化に富んだ自己主張を続けるのである。 毎月の勉強会で会う平塚WINE研の仲間との交流は読む本の内容以上に自由で創造的である。勢い余ってシンポジウムをやってのけ、成功に導くと同時に自分達の自己変革に繋げてしまうのだから驚きだ。口から泡を吹きながら議論している仲間を見ていると、樽の中で熟成中のワインもこんな感じなのだろうと想像してしまう。この調子で研究会を続ければ上質のWINEになるのであろうと大いに期待したい。 |
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2007年4月14日 メンデルスゾーン作曲の「スコットランド交響曲」のスコアを電車の中で読み、メロディーを歌いながらさわやかな春風に吹かれて事務所の窓拭きをする、今日はこんな朝の時間を過ごしました。 桜の花は散っても、私の心の中の春はこの先を予感させる幸せに満ちています。いろいろなことが解決し、いろいろなことを進め、いろいろなことに希望が見えます。スコットランド交響曲のハーモニーに私の心が重なります。充実した春を迎えることができた喜びをかみしめています。 「壺中に天有り」とはこのような心持ちのことをさすのでしょうか。一方、このような時こそ心を落ち着けてさらに人生を歩まなければならないのではないかとも思います。お世話になっている人との繋がりを大切にして、共感し共鳴しながら先に進むことこそ大切にしなければならないのだと感じます。 ところで、今年9月8日に仲間が力をあわせて「地球交響曲第6番」自主上映会をやろうと盛り上がっています。これまでの作品以上に深く心に染み入る映画です。お楽しみに。 |
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2007年5月26日 実は正月からスポーツセンターに通っています。年の初めに”今年は50肩をきちんと直し、もう一度体を鍛えなおそう”と決心したのです。いつまで続けられるか家族も疑いの目で見ていたトレーニングを始めて4ヶ月以上経ちました。 10分〜20分のランニングに続いて、10種類のトレーニングマシンを40分ぐらいかけてやります。そのあとダンベルを使った追加のトレーニングを10分やり、仕上げに200〜300メートルのスイミング。ストレッチを含めて1時間45分コースを週に2回か3回続けてきました。 会社から帰るとすぐに近所のスポーツセンターに向かいます。行き帰りまで含めると2時間ちょっとのトレーニングの成果が現れてきました。体重を2kg落とすことができました。最初は恐る恐る始めたランニングでしたが、今では12km/hrで4km走っても平気です。ウェイトトレーニングでは徐々に負荷を増やして来ました。水泳も最初の頃は痙攣を起こしていたのに、いまでは仕上げの楽しい総合運動といった感じです。 脂肪が落ちると同時に筋肉が増えてきました。データにも現れています。いまでは5日も休むとかえって不安になるほどです。そしてトレーニングから帰ると牛乳にプロテインを混ぜて一気飲みです。そのあとの食事のおいしいこと。とても健康的な生活です。皆さんもぜひお試し下さい。 |
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2007年7月21日 6月中はさまざまなことがあって落ち着かない日々が続きました。やっと明るい兆しが見えてきたと思った矢先、職場で配置換えがあり日常生活が何となくあわただしくなりました。 転勤があると、挨拶や引継ぎなどたくさんのことを整理しなければなりません。新しい職場でもやることはたくさんあります。ようやく落ち着いたなと思ったら、もう7月も下旬にさしかかったというわけです。 どんなことでもそうですが、ときどき掃除をして捨てるもの、あらたに増やすものなどを気付かせてくれるタイミングがあります。私の場合は、この6月から7月にかけてそういう時期でした。忙しくしていても心の整理整頓はずいぶんできたと思います。そのようなきっかけをもらった2ヶ月間でした。 そうとらえるとどんなことでも有り難く思えてきます。「根さえしっかりしていれば枝葉はどんなに揺れてもいいじゃないか。風に任せておけばよい。」とはよく言ったもので、私も今そのようなゆったりした気持ちです。このあともやらなければならない大事が続々控えています。自然に気合いが入ります。充実した夏になりそうです。 |
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2007年7月31日 私が学生時代からずっとお世話になり尊敬するオーケストラの先輩がめでたく銀婚を迎えられたということで、お祝いの会が開かれました。先週末、仙台市内のホテルに120人もの仲間が集まって盛大にお祝いすることができました。この準備に私も積極的にかかわってきました。半年間かけていろいろな準備をしてきました。ですから先輩はじめ皆が喜び楽しんでいる姿を見て、私も本当にうれしく思いました。 音楽、とりわけオーケストラや室内楽の演奏活動を中心軸にしてかかわってきた仲間達ですから、お祝いは挨拶よりも祝奏です。限られた時間をめいっぱい祝奏で埋め尽くしました。久しぶりの仲間もいますがすぐに打ち解けます。パーティーのあとも2次会、3次会と続き、気がつくともう夜が明けていました。それだけ気のおけない仲間なのです。 翌日は皆もう次の目的に向かったのでしょう。矢のごとく過ぎ去った1日でした。住む場所や職業が違っても大勢の仲間と長く繋がりを持つことができたことに感謝しなければなりません。 私にとっても、とても大切な1日だったと感じています。 |
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2007年12月29日 7月末以来5ヶ月ぶりの発信となってしまいました。今年もいよいよ暮れようとしている今日、自分のこころの整理をするために書き込むことにしました。 まず、どうして5ヶ月も発信することをしなかったのか、これは答えが明確です。勤務先で異動があり職場が変わったからです。新しい職場で考えること、やることが多く、心をほとんど奪われてました。今振り返るととても大切な5ヶ月間だったと感じます。来年の仕事への取組みが楽しみなところです。 仕事ばかりに打ち込んでいたのではありません。自分の中で大切にしていることのうち、有意義な成果のあったことを整理しておきたいと思います。 @8月26日(日)、母校の創立100周年記念演奏会出演(第9演奏会) A9月8日(土)、ガイアシンフォニー自主上映会開催 B11月10日(土)、WINE研究会シンポジウム「経営の社会性」開催 C12月1日(土)、母校の第149回定期演奏会出演 毎月の感動をその都度発信しておけば良かったと、反省しているところです。しかし、私の心の中にはっきりと残されたものがあります。いずれ紹介したいと思います。 この他に、私が監督を務める軟式野球チーム”ロジャーズ”が鎌倉野球協会秋季大会でベスト4まで勝ち進みました。若い選手が頑張ったおかげとはいえ、ずっと一緒にチームを守ってきた仲間と喜びを分かち合うことができました。 また、11月には会社の社員旅行があり、家内と一緒に台湾旅行を楽しめたことは私には嬉しいひと時でした。家内が6月に手術を受け、私なりに健康を気遣っていたのですが、自信を取り戻すことができた旅行でした。 「壺中に天有り」の精神で臨んだ1年でしたが、念じ続けることで新しい境地を見つけることができるという確信をもてた1年間だったと感じます。目標を持つことの大切さをあらためて認識することができました。終わってみれば収穫の多い年だったと思います。 |
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